2015年11月ブログ

2015年

11月

30日

ダイコンの味が上と下で違うワケ

こんにちは、風の整体院 岩田です。ダイコンは部位によって味に違いがあります。葉の方を上とすると、上の方が甘く(辛味が少なく)下の方が辛く、下に行けば行くほど辛くなります。ダイコンは葉の部分と白い棒状の部分からなり、棒状の部分を一般に根と呼んでいますが、厳密にいうと、それは正しくありません。ダイコンをよく見ると、途中から先端にかけてヒゲ根がついています。その部分がダイコンの本当の根で、ヒゲの上部は胚軸と呼ばれている部分なのです。上の胚軸の部分は柔らかくて甘いですが、下の部分は下に行くほど辛いのです。これには、理由があります。ダイコンは下の先端の部分の生長が盛んで、活発に細胞分裂を行います。先端部分に辛味成分がもっとも多いのは、生長点に害虫を寄せ付けないためと考えられています。辛味が抗菌の働きをしているわけです。

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2015年

11月

29日

紅茶にレモンを入れると色が薄くなるワケ

こんにちは、風の整体院 岩田です。紅茶にレモンを入れると、色が薄くなって明るくなります。紅茶は緑茶を発酵させてつくります。お茶の葉は苦味の成分であるカテキンを含んでいます。発酵の過程でカテキンが酸化し、赤橙色のテアフラビンや、褐色のテアルビジンといった物質ができます。それらが湯を通したときの紅茶の色を構成します。テアフラビン、テアルビジンは酸性が強くなると色が薄くなる性質を持っています。レモンにはクエン酸やアスコルビン酸(ビタミンC)などの酸が含まれています。レモンが酸っぱいのはクエン酸によりますが、レモンを紅茶にいれると酸性になるので、色が薄くなるのです。

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2015年

11月

28日

キュウリは緑黄色野菜ではない?

こんにちは、風の整体院 岩田です。野菜には緑黄色野菜と淡色野菜という分け方があります。緑黄色野菜を文字通り解釈すれば、緑色や黄色の野菜ということになりますが、キュウリは緑色をしているのに緑黄色野菜には含まれていないのです。その理由は、緑黄色野菜・淡色野菜が見た目の色で区別されているのではないからです。可食部100gあたり、カロテンという成分を600マイクログラム以上含んでいる野菜が緑黄色野菜とされているのです。その代表的なものはカボチャ、ニンジン、コマツナ、ホウレンソウ、ニラ、シュンギク、ブロッコリーなどです。また、カロテン含有量が基準に満たないものでも、カロテン以外の栄養素を豊富に含んでいるものは緑黄色野菜とされています。トマト、ピーマン、グリーンアスパラガスなどがそうなのです。キュウリのカロテン含有量は330マイクログラムで、基準以下です。それにほかの栄養素もあまり含んでいないので、キュウリは緑黄色野菜に入れられていないのです。

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2015年

11月

27日

石焼きイモがおいしいワケ

こんにちは、風の整体院 岩田です。サツマイモは加熱すると甘味が増します。ふかしたり煮たりして食べる食べ方もありますが、サツマイモのおいしさは、やはり石焼きイモが1番です。それはなぜでしょう?加熱することによってサツマイモの甘さが増すのは、アミラーゼと呼ばれるデンプン分解酵素を多く含んでいるからです。この酵素によってデンプンが分解され、麦芽糖という糖質に変わるので甘くなるのです。アミラーゼが最も活発に働くのは温度が60~70℃くらいのときです。その温度に長くとどまっていれば、アミラーゼが十分に働き、麦芽糖が多くできて甘味が増すことになります。石焼きイモは熱した石でサツマイモを間接的に加熱するため、アミラーゼが十分に働く60~70℃の温度帯が長いのです。だから甘くなるのです。また、サツマイモの水分が蒸発することによって糖分が濃くなり、より、おいしくなるのです。

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2015年

11月

26日

爆薬のニトロがなぜ心臓に効くのか?

こんにちは、風の整体院 岩田です。心臓をとりまく冠状動脈が詰まったり、狭くなったりすると、心筋への血液が不足することになり、心筋は酸欠状態になってしまいます。その結果、起こる病気を虚血性心疾患といい、その代表的なものの1つが狭心症です。その狭心症の治療・予防にはニトログリセリンが使われています。ニトログリセリンといえばダイナマイトの原料としてしられており、1847年、イタリアの化学者ソブレロが合成した無色透明の液体で、刺激を加えたり、加熱したりすると爆発します。ニトログリセリンは爆薬です。それが狭心症の飲み薬に使われているわけは、ニトログリセリンが皮膚や粘膜から体内に吸収されると、一酸化窒素が生成され、それが血管の拡張を起こすからです。その薬としてのニトログリセリンは、もちろん爆発しないようにつくられています。

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2015年

11月

24日

筋肉は自分から伸びることができない。

こんにちは、風の整体院 岩田です。人間の体には約650個の筋肉があり、構造の違いによって、骨格筋、心筋、平滑筋の3つに大別することができます。骨格筋は骨を支え、動かしている筋肉で、体重の約半分を占めています。心筋は心臓の筋肉、平滑筋は胃腸などの内臓の筋肉、血管の壁の筋肉などで内臓筋とも呼ばれています。肘の関節を強く曲げると、筋肉が縮んで力こぶができ、関節を伸ばすと、筋肉が伸びます。このように筋肉は縮んだり、伸びたりすることができます。しかし、筋肉は自分から伸びることができません。筋肉は自分からは縮むことしかできないのです。筋肉が伸びるのは、別の部分の筋肉が縮んだ反動によるのです。肘の関節を曲げて力こぶをつくると、その筋肉と対になっている後ろ側の筋肉が伸びており、関節を伸ばすときには、後ろ側の筋肉が縮んで、力こぶ側の筋肉が伸びるというわけなのです。

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2015年

11月

23日

ビール瓶は、なぜ色つきなのか?

こんにちは、風の整体院 岩田です。瓶ビールの瓶は、たいてい茶褐色あるいは暗緑色の色がついています。それが日光を避けるためであることは、たぶん多くの人が知っているでしょう。では、どうして日光を避けなければならないのでしょうか?ビールは日光に弱いです。直射日光にさらされると、日光臭と呼ばれている臭いが生じます。日光臭のもともとの原因はビールの原料の1つ、ホップにあります。ホップの苦味成分であるイソフムロンが日光の紫外線によって分解され、ビールのなかにわずかに存在する硫化水素と反応することで、好ましくない独特の臭い(日光臭)が生成されるのです。瓶ビールの瓶に色がついているのは、日光臭など、日光による影響を軽減するためです。保存する場所は冷暗所がいいです。

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2015年

11月

22日

甘柿も渋味を含んでいる。

こんにちは、風の整体院 岩田です。柿には甘柿と渋柿があり、古くは柿といえば渋柿のことを指していました。渋柿でも、熟したものや干したものは渋味を感じなくなるので、熟柿や干し柿を食べます。一方、甘柿には完全甘柿と、種子ができないと渋が残る不完全甘柿があります。日本には1000種あまりの柿があるといわれていますが、その中で完全甘柿はわずか10数種しかありません。渋柿が渋いのはタンニンという物質によります。この物質は水に溶けやすく、食べたとき舌の上で溶けるから渋味を感じるのです。ところが、渋柿でも熟したり、干したりするとタンニンが水に溶けにくくなるので渋味を感じないのです。甘柿にもタンニンが含まれています。まだ、熟していない甘柿を食べると、タンニンが水に溶けやすい状態にあるので、渋味を感じます。秋になって成熟すると、タンニンが水に溶けにくい形に変化するので、食べても渋味を感じないのです。

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2015年

11月

21日

濃口醤油の「濃口」は味の濃さではない。

こんにちは、風の整体院 岩田です。醤油は原料とつくり方によって、「濃口」「薄口」「たまり」「再仕込み」「白」の5種類に分類されています。そのなかでもっとも一般的な「濃口」は、いったい何が濃いのでしょうか?味が濃いから濃口と思っている方も多いと思いますが、「濃口」は味の濃さを表したものではありません。同様に「薄口」も味が薄いという意味ではありません。「濃口」「薄口」は味ではなく、醤油の色の濃さ、つまり見た目の違いを表しているのです。「濃口」と「薄口」では、「濃口」のほうが塩分が多いように思われますが、実際は逆です。「薄口」は麹を仕込む際に、「濃口」よりも濃度の高い食塩水を用い、味をまろやかにするために、甘酒が加えられています。また、塩分量を増やすことで色を薄くしているので、塩分が「濃口」より多いのです。

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2015年

11月

20日

脚には役立たずの骨がある?

こんにちは、風の整体院 岩田です。人間の体はさまざまなものからできています。その中には、たいして役に立っていないものもあります。その1つが脚の骨にあります。膝から足首までを構成しているのは2本の骨です。1本は太くて内側にあり、脛骨といい、もう1本は細くて外側にあり、腓骨といいます。腓骨の「腓」はふくらはぎのことですが、あまり役に立っていない骨というのは、この腓骨です。脛骨と腓骨の2本の骨のうち、膝関節で大腿骨とつながっているのは脛骨だけであり、体重の90%は脛骨が支えています。腓骨は脛骨よりはるかに細く、膝の部分で脛骨を後方・下方から支えているだけで、体を支えるということではほとんど役に立っていないのです。腓骨は取り去ってもさほど支障はないので、事故や病気で骨を移植しなければならなくなったときなどに、腓骨が使われているのです。

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11月

19日

ハチミツが白く固まるワケ

こんにちは、風の整体院 岩田です。買ったときはトロトロだったハチミツが、いつのまにか白くなって固まってしまうことがあります。気温が低くなったりすると、そういうことが起こりますが、固まってしまったからといって劣化してはいないので、食べても問題ありません。ハチミツの主成分はブドウ糖と果糖です。それが全体のやく8割を占めています。白く固まるのは、ブドウ糖が結晶化したからです。ブドウ糖は結晶化しやすいのです。たいていのハチミツは気温が低くなると白く固まってきますが、結晶化しているのはブドウ糖なので、ブドウ糖の割合が高いハチミツほど、白く固まりやすいことになります。たとえば、レンゲのハチミツはブドウ糖の比率が高いので結晶化しやすく、アカシアのハチミツは果糖の比率が高いので結晶化しにくいといえます。

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2015年

11月

17日

日本人の耳垢は85%がドライ

こんにちは、風の整体院 岩田です。耳の入口付近の皮膚には皮脂腺や汗腺(アポクリン腺)が多くあり、そこから分泌される物質が耳垢となります。耳垢ができるのは入口付近なので耳掃除するときは奥深くまでする必要はありません。耳垢には2つの種類があります。1つは色のついた粘り気のあるもので、もう1つは色の薄い乾燥した粉のようなものです。前者は「ウェット」あるいは「飴耳」、後者は「ドライ」あるいは「粉耳」などと呼ばれています。東洋人はドライが多く、日本人の80~85%はドライです。ウェットは西欧人に多いです。ウェットな耳垢ができるのは、汗腺のアポクリン腺が発達しているからです。耳垢がドライかウェットかは遺伝によって決まります。

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11月

16日

肺には、常に空気が残っている。

こんにちは、風の整体院 岩田です。人はふだん1回の呼吸で、約500mlの空気を吸い、同じ量を吐き出しています。思い切り吸い込み、思い切り吐き出すと、肺の中の空気はすっかりなくなってしまうのかというと、そうはならず、まだ肺内に空気が残っています。どんなに努力しても、すべてを吐き出すことはできません。ふつうに空気を吐いたあと、努力すればさらに1500mlくらいの空気を吐くことができます。これを予備呼気量といいます。その予備呼気量を吐き出しても、肺にはまだ、1000~1500mlの空気が残っています。この残気量と予備呼気量を合計したものを機能的残気量といい、その量は2500~3000mlになります。ふだん、肺にはそれだけの量の空気が予備として常に残されているのです。

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11月

15日

カイワレ大根が育つと何になる?

こんにちは、風の整体院 岩田です。刺身や肉料理などのあしらいとして少量添える野菜を「つま野菜」といいます。その1つにカイワレ大根(貝割れ大根)があり、ツマミナとも呼ばれています。カイワレ大根は大根の種子を暗いところで発芽させ、軸が伸びて子葉が開いた時に、日光に当てて緑化したものです。子葉は双葉で、二枚貝が貝殻を開いたような形であることから、その名がつきました。カイワレ大根は大根という名前がついていますが、その姿からは大根はイメージしにくいです。しかし、大根の種子を発芽させたものだから、土に植えると大根ができます。ただし、市販されているカイワレ大根は専用の品種なので、それを栽培してもそれほど大きな大根にはならないそうです。

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11月

14日

果物を冷やすと甘くなるのはなぜ?

こんにちは、風の整体院 岩田です。果物やジュースは、冷やしたほうがおいしく味わえます。冷やすと、冷やさないものより甘く感じられるのはなぜでしょう。果物の甘味を構成している物質は、ショ糖、ブドウ糖、果糖で、甘味は果糖が1番強く、次がショ糖、3番目がブドウ糖の順です。果糖の甘さはショ糖の約1.5倍、ブドウ糖の約2倍あります。果物の甘味物質のなかで、甘味がもっとも強い果糖は温度が低くなると、甘味が強くなるという性質があります。果糖にはα型とβ型の2種類あり、β型がα型より甘味が3倍強く、低温になるとβ型になる割合が高くなるため、甘味が強くなるのです。例えば、温度が60℃くらいのときと0℃のときの甘味を比べてみると、1.8倍ほどの違いがあることが知られています。

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2015年

11月

13日

サケは白身の魚?

こんにちは、風の整体院 岩田です。魚について「赤身の魚」「白身の魚」といった言い方をします。では、サケはどちらでしょうか?サケの身はオレンジ色をしていて、赤色に近いので、どちらかに分けるとすれば赤身の魚だろう、と考える人が多いかもしれません。赤身と白身の区別の1つに、魚の身(筋肉)の中に含まれるミオグロビンという赤い色素タンパク質の量によるものがあります。マグロやカツオの筋肉はミオグロビンを多く含んでおり、そのために赤く見えるのですが、ミオグロビンを多く含むものを「赤身の魚」としています。一方、タイやヒラメ筋肉にはミオグロビンが少なく、白っぽく見えるので「白身の魚」としています。サケの身はオレンジ色をしていますが、それは、餌としているエビ類の赤い色素が筋肉に溜まったもので、ミオグロビンはわずかしか含まれていません。というわけで、じつはサケは「白身の魚」なのです。

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11月

12日

植物も、触れられると感じる。

こんにちは、風の整体院 岩田です。ユリを温室で栽培したとします。温室の通路の脇に位置しているユリは、他の場所のユリより背丈が低くなるそうです。これは次のような仕組みによります。通路の脇のユリは、そこを通る人の体がよく触れますが、植物は何かに触れられると伸びなくなるのです。人や動物の体など、何かが植物に触れると、その刺激によってエチレンという植物ホルモンを発生します。エチレンは伸長(縦方向の生長)を抑制したり、開花を促進したりするなど、植物のさまざまな生理作用に関わっています。人の体が触れたり、風によって曲げられたりして、物理的なストレスがかかると、体内にエチレンが発生します。その作用によって伸長が抑えられ横方向へ肥大し、茎が太く短くなります。

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11月

10日

シイタケを日光浴させると栄養が増える。

こんにちは、風の整体院 岩田です。シイタケには生のものと、干したものがあります。人間の骨の主成分であるカルシウムの吸収にはビタミンDが欠かせませんが、シイタケは生のものも、干したものも、ビタミンDを多く含んでおり、日に当てて干したものはさらに多くのビタミンDを含んでいます。生シイタケはビタミンDのほかに、日光に当たるとビタミンDに変わる物質(ビタミンD前駆物質)を含んでいます。だから干したシイタケはビタミンDを多く含んでいるのです。このビタミンD前駆物質は、天日の下で乾燥させないと、ビタミンDには変わりません。熱風による乾燥ではダメなのです。調理する前に数時間、日光に当てただけでも、ビタミンDはかなり増えます。ビタミンD前駆物質はシイタケの傘の裏の部分に多く存在しているので、その部分を太陽光に当てるようにして日光浴させるといいですよ。

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11月

09日

中高年になるとなぜ加齢臭が出る?

こんにちは、風の整体院 岩田です。人間は40代後半になると「加齢臭」という中高年独特の臭いを放つようになります。では、なぜ歳をとると加齢臭が出てくるのでしょうか?高齢者の体臭の原因の1つが「ノネナール」という物質で、青臭さと脂臭さを併せ持っています。このノネナールの臭いの元は、体が老化することによって血管の中に溜まるコレステロールなどの老化物質といわれています。加齢に伴って、皮脂腺には「パルミトオレイン酸」という老化物質が溜まっていくのですが、これが酸化・分解することによりノネナールが発生し臭いを放つのです。加齢臭=おじさんという認識が一般的に広まっていますが、ノネナールは元々高齢女性の体臭の研究で発見された物質なのです。したがって、女性でも加齢臭は発生するのですが、女性ホルモンは酸化抑制効果があるため、老化物質が酸化しにくいという性質を持っています。そのため、女性からはあまり加齢臭が感じられないのです。

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11月

08日

バンコクの正式名称

こんにちは、風の整体院 岩田です。今日はちょっと雑学です。タイの首都はバンコクです。でも、それはいわゆる通称で、正式名称はとても長いのです。「クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤ―・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニ―ブリ―ロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」これがその正式名称です。その意味は、「神の都にして偉大なる都、インドラ神のつくりたもうた崇高なる宝玉のエメラルド仏像が安置された大いなる都、9つの宝玉の輝く悦楽の郷にしてインドラによって与えられたビシュヌ神が顕現する旧跡」というものです。バンコクは、この都市が小さな集落であったときの古名です。

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11月

07日

なぜ歯ぎしりするのか?

こんにちは、風の整体院 岩田です。歯ぎしりの原因は噛み合わせの悪さとストレスにあります。人間は睡眠中、無意識に歯と歯を噛み合わせる「ブラキシズム」という習性を持っており、寝ている間に何度も歯を噛みしめています。このとき、歯の噛み合わせが悪い人は歯と歯が擦れ合ってギリギリと大きな音を立てます。これが、歯ぎしりの正体です。また、歯ぎしりには不安や憂鬱などのストレス発散という側面もあります。歯ぎしり中に歯にかかる力はなんと60~80㎏。自分の体重と同程度の負荷がかかっています。歯やアゴにかかる負担は相当なものになります。

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11月

06日

どうして目は悪くなるのか?

こんにちは、風の整体院 岩田です。一般的に「目が悪い」といえば、遠くの物が見えにくい近視のことをいいます。近視は眼球内に入ってきた光の焦点が、光を受け取る網膜より前に作られてしまう状態のことをいいます。近視になる理由はさまざまですが、角膜と水晶体の曲率が高く、網膜の前に焦点ができてしまうことや、水晶体と網膜との距離が通常より離れているなどの理由があります。現在メガネやコンタクトをされている方も、生まれた時から近視ではなかったはずです。体の大きさと同じように、眼球も成長するにつれて大きくなります。そうすると眼球内の焦点は、奥から前方に少しずつずれていきます。つまり、人間は成長すると概ね近視になるといえます。大人になっても近視にならない人は、子供のときに遠視の傾向があり、それが徐々に正視に近づいたため、気がついていないことが多いのです。

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11月

05日

爪は骨?皮?

こんにちは、風の整体院 岩田です。爪は皮膚の表面が変化したものです。表皮細胞が角質化して死亡したものが、層をなしたのが人間の爪です。爪の根本を見ると、白くなっている丘のような形の「爪半月」といわれる部分があります。ここは爪の乾燥や角質化がまだ不完全で、いわば、生まれたての爪といった部分です。白く見えるのは気泡などが含まれているためで、爪半月の大きさは健康状態とは関係ありません。爪が作られるのは、そのさらに奥の「爪母基」といわれる部分です。ここの円柱状細胞が分裂増殖すると徐々に押し上げられて爪が伸びることとなります。また、手の爪には伸びる速度に違いがあり、中指の爪が最も早く伸びるといわれています。

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2015年

11月

03日

目は疲れるとなぜ充血するのか?

こんにちは、風の整体院 岩田です。長時間本をよんでいたり、パソコンに向かっていたりすると、白目の部分が充血して真っ赤になってきます。目を充血させる赤色の正体は血液で、白目の部分にある毛細血管が太くなり、血液の量が増加することで起こります。白目の部分にある毛細血管は、自律神経がつかさどっています。正常な状態のとき、自律神経は毛細血管を収縮させる方向に働いているため、毛細血管は細くなっています。しかし、目を使いすぎると、目は多くの酸素を消費して二酸化炭素などの老廃物が増えてきます。酸素と二酸化炭素の運搬を受け持っているのは血液なのですが、自律神経が血管を拡張させて、血液の流れをよくしようとするのです。要するに、毛細血管を太くするので、目が充血するのです。

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11月

02日

血管を若く保つには硬水を飲む

こんにちは、風の整体院 岩田です。脳梗塞や心筋梗塞は、血管の病期です。血管が損傷し、損傷箇所にできた血の塊(血栓)が脳の血管で詰まると脳梗塞、心臓で詰まると心筋梗塞となります。ですから、脳梗塞や心筋梗塞を防ぐには、血管の健康が不可欠となってきます。脳梗塞や心筋梗塞を起こす血管の病気とは、動脈硬化です。動脈硬化は、血管壁がなんらかの理由で柔軟性を失ったり、狭まったりする病気です。したがって、まずは、動脈硬化を改善・予防しなければなりません。そのためにおすすめしたいのが、カルシウムを豊富に含んだ「硬水」です。血液中のカルシウムが減ると、体内システムは骨や歯のカルシウムを血液中に溶け出させて不足分を補います。このとき、必要以上に血液中に溶け出すと、血管壁に多量のカルシウムが蓄積して血管壁の弾力を失わせて、動脈硬化を起こす原因になるのです。ですから、日常的に硬水を飲んで、血液中のカルシウム量を減らさないことが大事ののです。

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2015年

11月

01日

ストレスやイライラを抑える栄養素

こんにちは、風の整体院 岩田です。現代社会は、人にストレスを与えるものであふれています。私たちは、複雑な人間関係や多忙な生活がストレスになると感じていますが、24時間の生活、パソコンやスマートフォンなどの電化製品から受ける電磁波、まぶしすぎる照明、運動不足、食べ過ぎ、睡眠不足なども心身にとっては大きなストレスです。ストレス過多な生活は、人をイライラさせます。イライラを鎮めたいときには、ビタミン類の豊富な野菜をとることです。とくに必要なのはビタミンCです。ビタミンCはとくに赤パプリカに豊富です。ビタミンCの代名詞といえばレモンですが、赤パプリカにはレモンの約1.7倍ものビタミンCを含んでいます。

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