本八幡の整体院より,「豚肉×玉ねぎ」の疲労回復パワーを最大にするコツ

本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。疲労回復に欠かせないビタミンB1は、炭水化物を分解してエネルギーに変換する酵素の働きを助けてくれる栄養素です。ビタミンB1不足が続くと、ご飯やパンなどをいくら食べても糖分が分解されないため、疲労物質が体内に蓄積されて疲れやすくなります。疲れがたまっているときは、ビタミンB1を豊富に含む豚肉料理を食べるといいですが、ビタミンB1は体内に吸収されにくいという難点があります。そこでおススメなのが、豚肉とタマネギの組み合わせです。豚肉のビタミンB1と、タマネギに含まれる香り成分の「アリシン」が結びつくと「アリチアミン」という物質がつくられ、ビタミンB1がより吸収されやすくなるだけでなく、体内に長くとどまって働きます。タマネギと組み合わせた場合の吸収率は、豚肉だけの料理を食べたときより、なんと10倍もアップするというデータもあります。ビタミンB1の吸収率を高めるには、調理さいに押さえておきたいポイントがあります。1つ目は、タマネギは大きくするのではなく、みじん切りにすることです。アリチアミンは、タマネギの細胞壁が壊れることで生成されます。そのため、細かく刻むほど増えるのです。2つ目は、タマネギを切ったあと、10分ほど時間を置くことです。こうすることで、アリチアミンはさらに活性化します。3つ目のポイントは、タマネギを炒め過ぎないことです。カレーなどをつくるときは、タマネギを飴色になるまでじっくり炒めると香りや甘味が増しますが、アリチアミンは熱に弱く、炒め過ぎると効果が半減してしまうのです。タマネギ以外にも、香味野菜のニンニク、長ネギ、ニラにも同じ効果があるので、豚肉×長ネギでマーボー豆腐、豚肉×ニラを入れたワンタンや餃子など、さまざまな疲労回復メニューをつくることができます。