本八幡の整体院より,胃もたれに食べ物で対処する

本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。20代のころは何を食べても平気だったのに、近頃はすぐに胃がもたれてスッキリしない…とボヤく中高年は少なくないでしょう。胃もたれは、一時的に胃が弱っている場合だけでなく、加齢によっても起きます。年齢を重ねることで消化機能が徐々に衰えるからです。さらに、胃にピロリ菌が潜んでいる人は、長い間に胃粘膜が傷つけられてしまいます。そのため、胃もたれのほか、胃痛、下痢なども起きやすくなります。若い世代でも、暴飲暴食が続けば、消化機能が低下します。いずれの場合も、痛めた胃の粘膜を再生するには、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂ることが大切です。なかでも、胃にキャベツがよいことは、昔から知られています。薬の名前にもなっている「キャベジン」は、キャベツから発見されたビタミン(ビタミンU)で、胃の粘膜を修復する作用があります。キャベツ以外では、大根、ヤマイモ(ナガイモ、ヤマトイモなど)、カブなどがおススメの食材です。これらの野菜には、食事で摂ったデンプンや糖を消化しやすくする「ジアスターゼ」と呼ばれる消化酵素が含まれています。食べるときは、生で食べるのが効果を発揮するコツです。ジアスターゼは熱に弱いので、キャベツの千切り、大根おろし、とろろなどにするといいでしょう。そのほか、胃液の分泌を促すビタミンB1や、胃粘膜の再生に必要なタンパク質をしっかり摂るようにしましょう。ただし、脂肪の多い肉や魚は消化しにくく、弱った胃には負担になってしまいます。胃を休ませるためにも、低脂肪で高タンパクの白身魚、鶏のささみ肉、豆腐などから摂るようにするといいでしょう。消化のよい食べ物を選ぶだけでなく、胃を守る調理法も意識しましょう。たとえば主食なら、おかゆや雑炊、温かいうどんなど、胃にやさしい調理法がいいでしょう。フライや天ぷらなど油を使った調理や、ニンニク・唐辛子のような刺激の強い食材を避けるのも、スムーズな消化を助け、胃を守ることにつながります。