本八幡の整体院より,体によいお酒の飲み方

本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。古くから「酒は百薬の長」といわれてきたように、アルコールは体の緊張をほぐし、心にもリラックス効果をもたらしてくれます。しかし、飲み過ぎれば健康を害することはいうまでもありません。口から入ったアルコールの20%は胃に、残りの80%は十二指腸で吸収されたのち、肝臓で分解されてアセトアルデヒドという有害物質に変化します。この物質が自律神経を刺激し、末梢血管を拡張させて頭痛や吐き気などを引き起こします。二日酔いにならないためには、このアセトアルデヒドを、速やかに分解することが必要です。飲み過ぎを防ぎ、健康的に飲むコツは、アルコールを飲みはじめる前から食べはじめ、飲んでいる最中にもつまみを食べることです。咀嚼した食べ物が胃に入ると、それらを攪拌して少しずつ小腸に送り、消化吸収を促します。ところが何も食べていない状態でお酒を飲むと、アルコールがすぐに小腸に流れ込み、一気に吸収されてしまいます。これが悪酔いや二日酔いのもとになるのです。では、どのような栄養を含むつまみを選べばアルコールの吸収を遅らせ、健康的な飲み方ができるのでしょうか。積極的に摂りたいのは、タンパク質、脂質、ビタミンB1の3つです。タンパク質と脂質は、胃での滞留時間が長くなり、アルコールの吸収を遅らせることができます。一方、ビタミンB1は、アルコールの分解を助ける働きがあります。ビールに枝豆は、その意味でも理にかなったつまみといえます。枝豆にはタンパク質とビタミンB1が含まれるので、アルコールの吸収をゆっくりおこなわせ、代謝も促進してくれます。タンパク質に加え、脂質をたっぷり含むチーズや、女性が好んで食べるサラダもつまみの優秀なメニューです。ドレッシングに含まれる油分が胃粘膜を保護すると同時に、野菜でビタミンCを補うことができます。