本八幡の整体院より、「時間別呼吸法」のススメ

本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。自律神経を調整するのに効果的な呼吸ですが、朝昼夜と時間帯によって、適切な呼吸の仕方は変わっていくのをご存知でしょうか。ここでは、その「時間別呼吸法」を紹介します。

●朝は3回の深呼吸で体を目覚めさせる

朝は夜の間、回復に使っていたエネルギーを活動に使うために、自律神経のスイッチを副交感神経から交感神経に切り替えなければなりません。そこでおススメなのが、朝の深呼吸です。息を3秒ぐらいかけて鼻から大きく吸って、5秒かけ鼻から吐きましょう。回数は3回行なってください。この深呼吸は胸を開いて吸う胸式呼吸で行なうことにより、筋肉に酸素が回ります。同時に自律神経も交感神経優位になって、これから活動する準備が整います。朝、深呼吸をすることによって、スッキリ目を覚まして1日のよいスタートを切りましょう。

●昼過ぎには、息を止めながら深呼吸

お昼を過ぎると、午前中の活動に伴い、体には疲労が少しずつ表れてきます。午後、もうひと頑張りするために、お昼過ぎに深呼吸を行ないましょう。朝の深呼吸とは違い、3秒かけて鼻から吸って、そのまま3秒間息を止めます。そして、5秒かけて鼻から息を吐き、また3秒間息を止めます。回数は3~5回です。もちろんこの深呼吸も胸式呼吸で行ないます。この深呼吸は吸い終わったときと吐き終わったときに3秒ずつ息を止めます。この前後の3秒間で吸った酸素はまんべんなく消費され、新しい酸素を取り入れる効率が上がります。しかも、胸の周りがストレッチされることにより、より多くの酸素がよりスムーズに肺に入るようになってきます。この深呼吸をすることによって、全身の筋肉だけでなく脳にも酸素が回り、自律神経が活性化してきます。

●夜は腹式呼吸でリラックス

一日の活動を終えて夜になると自律神経の副交感神経が優位に立ち、体を回復させようと働きます。しかし、休む暇もない人は日々神経が興奮している状態で過ごしているので、夜になっても、なかなか交感神経優位の自律神経バランスが解除されません。そんなときに一番有効なのが、腹式呼吸なのです。寝息を立てるように鼻で呼吸をしていきます。このとき胃を下げて吸った空気が臍下丹田に行くようにイメージすることが大切です。