「食事」と「呼吸」

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。自律神経の働きが、心身の若さや健康においても、パフォーマンスの向上においても、きわめて重要なカギを握っています。さらに、その自律神経のバランスを整えるためには、何よりも「食事」と「呼吸」が大事なのです。自律神経とは、ひと言でいえば、内臓器官のすべて、とりわけ血管をコントロールしている神経です。また、人間の生命活動に欠かせない「呼吸」も、実は自律神経がコントロールしています。ですから、自律神経とはすなわち、「私たち人間の生命活動の根幹=ライフラインを支えているもの」だとも言えるのです。自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」という2種類の神経から構成されていきます。交感神経は、クルマにたとえればアクセルです。この働きが上がると、心身ともにアクティブな状態になります。血管は収縮し、血圧は上昇、気分も高揚し、心身ともにいわゆる「イケイケ」的な、アグレッシブな状態になります。一方、副交感神経は、クルマにたとえればブレーキです。副交感神経の働きが上がると、体はリラックス=弛緩の状態に向かいます。血管は、適度な状態でゆるみ、血圧は低下し、気分は落ち着いて冷静で、穏やかな状態に向かっていきます。とはいえ、クルマの運転でも、アクセルとブレーキのバランスがうまくとれていることが大事なように、自律神経も、交感神経と副交感神経、どちらか一方の働きに偏るのは思わしい状態ではありません。理想的なのは、交感神経と副交感神経がともに高いレベルで活動し、なおかつ両方のバランスが整っている状態です。こうしたとき、私たち人間の心身は、もっとも良い状態で機能します。ビジネスやスポーツでのパフォーマンスのみならず、外見的・内面的な健康、人を引きつける魅力的なオーラ…。それらも、いかに自律神経のバランスを高いレベルで整えるかによって、結果が大きく違ってきます。そのカギを握っているのが、実は「食事」と「呼吸」です。