めまい、不眠、肩こり…頭痛以外の不調

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。更年期をむかえるころになると、片頭痛の痛みは起こりにくくなります。加齢に伴い、動脈硬化で血管が硬くなり、広がらなくなるからです。すると、三叉神経を刺激しなくなるので、頭痛の症状が出にくくなります。しかし、片頭痛がなくなったわけではありません。また、このころになると女性ホルモンの分泌が低下して不安定になり、ほてり、のぼせ、不眠、イライラ、肩こりといったさまざまな不調が起こる、いわゆる「更年期障害」が出始めます。しかし、もともと片頭痛など慢性的な頭痛に悩まされていた方は、年齢が高くなるにつれ、耳鳴りやめまい、不眠、不安など、頭痛以外の不快な症状が多くなる場合が少なくありません。それぞれ症状は異なりますが、いずれも、根本にあるのは脳の異常な興奮性の高さが影響している可能性があります。つまり、「頭痛以外の不調」は、慢性的な頭痛が姿を変えてあらわれた可能性があるのです。さらに、更年期には肩こりなどから緊張型頭痛が起こりやすくなるので、姿を変えた片頭痛と合わさり、連日ダラダラとした頭痛が起こる場合もあります。