群発頭痛

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。片頭痛は女性に多く見られますが、群発頭痛は男性に多い頭痛です。男女比は、おおよそ男性5~10対女性1で、20~40歳の働き盛りの男性に多く見られます。群発頭痛はある一定の時期に、まるで群発地震のように、何度も繰り返して起こる頭痛のことです。発作の起きる時期は、人によりだいたい決まっていますが、季節の変わり目に多く、1~2ヵ月の間は毎日のように、決まった時間、主に就寝後や明け方に激烈な頭痛に襲われるのが特徴です。片側の目の奥が激しく痛むのが特徴で、痛みは激しく続き、燃えるような、突き刺されるような、えぐられるようななどと表現されるほどです。起きる頻度は、あまり多くなく、年に1~2回が一般的です。一度痛みが出ると、あまりの痛さにがまんできず、のたうち回ったり、ひどい時には自分の頭を壁に打ち付けたりすることもあるほどです。痛みの持続時間は15分~数時間と幅がありますが、そのあとは何もなかったかのようにケロリとしているのが典型的なパターンです。片頭痛は3分の1が頭の両側で痛みますが、群発頭痛では必ず頭の片側が痛みます。頭痛以外には、多くの場合、同じ側の目や鼻に特徴的な症状が見られます。頭痛と同じ側に涙が出る、目が充血する、鼻水が出る、鼻が詰まる、まぶたが垂れ下がる、腫れる、額が赤く腫れる、異常に汗をかくこともあります。また、激烈な痛みに連日襲われ、それが1~2ヵ月も続くので、寝ることが怖くなって睡眠不足でノイローゼ気味になってしまう方も多いようです。群発頭痛の痛みは片頭痛のようには長く続かず、1時間前後で治まります。しかし、片頭痛のように頭痛が1日足らずで終わるということはなく、頭痛が群発する日々が数週間から、長いと数ヵ月も続きます。しかし、そんな時期がすぎると、波が引いたかのように頭痛がなくなります。そしてある時期がくると、また頭痛が続くといったことを繰り返します。群発頭痛の起こる時期は、人によってだいたい決まっていることが多く、毎年、春先や秋口など季節の変わり目に発生し、時間帯は、布団に入って1~2時間経ったころや明け方に多く見られます。