疲れない起き方

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。毎朝、目覚まし時計の大音響で目覚める方もいると思います。しかし、それは脳(自律神経)へかなり負担をかけているのです。突然の大きな音は、自然界おいて動物には、命の危険を意味します。それは人間にとっても同じことです。ですから爆音で驚かされて、交感神経が一気に緊張し、血圧や心拍数が急上昇し、深い眠り(副交感神経優位)からいきなり起こされれる(交感神経優位)わけです。これは脳(自律神経)をとても疲れさせる行為なのです。これが毎朝続くと朝から脳はぐったりです。では、どんな起き方がよいのでしょうか。それは、「太陽の光」で起きることです。なぜ太陽の光で起きるのがいいのでしょうか?脳の奥には「上丘」という一対の器官があり、眼から入ってくる光を感知しています。外が明るくなり始めると、まぶたを通して光を感じます。すると脳は「明るくなってきたからそろそろ活動しよう」と体に指令を出します。つまり、徐々に目覚めるため、血圧や心拍数が急激に上がらず、自律神経に負担がかからないのです。「何時間睡眠をとるのがいいのか?」というのもみなさんが疑問に思うことだと思いますが、理想的な睡眠時間は、人によって、またそのときの疲れ具合によって違いますし、「質」も非常に重要ですから、一概には言えません。ただ、睡眠が足りているかをチェックする方法があります。まずは、「起床時の第一歩目」。ここで「重い、ツラい」と感じるかどうか。もう1つは「起きてから4時間後の覚醒度」。なぜなら起床4時間後は、本来最も覚醒度の高い時間だからです。ここで「眠い」と感じるかどうか?ぜひセルフチェックしてみてください。