ストレスが血管を硬くさせる

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。心疾患や脳血管疾患の原因となる、血栓や動脈硬化、心臓への大きな負担。実はストレスは、これらの発生に大きく関わっています。まず、ストレスを感じ、交感神経が優位になると、血管が収縮して血圧が上がり、心拍数も上がります。一時的なものであればよいのですが、非常に強いストレスを感じたり、ストレスを感じ続けたりすると、血管にも心臓にも負担がかかり、血管はどんどん硬くなります。ストレスは血液中の赤血球も増やします。ストレスが原因で赤血球が多くなることを「ストレス性赤血球増加症」といいますが、これは頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状を引き起こしますし、赤血球の数が著しく増えると、血液の流れが悪くなり、血管がつまりやすくなります。また、自律神経やホルモンの分泌のバランスが崩れると、体の代謝機能が低下し、血液中の糖分や老廃物、小型LDLコレステロール、中性脂肪などが増えたりして、血液がドロドロになります。そして、ストレスによって生まれた過剰な活性酸素は、体内のコレステロールや中性脂肪を酸化させ、過酸化脂質に変化させます。すると、血管の壁に脂質が付着し、血管が狭くなって血圧が高くなり、やはり血管や心臓に負担がかかります。