ストレスはダイエットの大敵

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。ストレスはダイエットの大敵です。たとえば、よく「ストレスがたまると、甘いものを食べたくなる」という話を耳にしますが、これには理由があります。甘いものを食べると、脳内の快感中枢が刺激され、「β-エンドルフィン」という物質が生成されます。β-エンドルフィンには、気持ちを落ち着かせたり、リラックスさせたりする効果があるといわれています。一方、やはり気持ちを落ち着かせてくれる物質であるセロトニンは、肉や魚などに含まれるトリプトファンというアミノ酸が脳に運ばれて、つくられます。そして、トリプトファンを脳に運ぶ役割を果たしているのは、ブドウ糖なのです。つまり、ストレスがたまると、私たちは、β-エンドルフィンやセロトニンによって自分の気持ちを落ち着かせるために、糖分を求めてしまうわけです。また、ストレスを感じたとき、分泌されるコルチゾールには、ストレスの影響から体を守るため、血圧や血糖値を上げる働きがあります。その際、筋肉をアミノ酸に分解して糖質に変えているため、ストレスが続き、コルチゾールが分泌され続けると、筋肉が減って脂肪が増えていくのです。「厳しい食事制限をしているのに、なかなかやせない」という人は、もしかしたら、ダイエットによるストレスが邪魔をしているのかもしれません。さらに、ストレスによって体が冷えると、基礎代謝も悪くなります。「ストレスでものが食べられなくなり、やせてしまう」というケースもありますが、ストレスが「太りやすい体」をつくってしまうことも多いのです。