頭も、こります

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。現代人の体の中で、もっともよく働き、ストレスがたまり、疲労し、こっているに、あまり意識してもらえず、ケアもしてもらえない部位。それが頭です。頭蓋骨と頭皮の間には「前頭筋」「側頭筋」「後頭筋」といった筋肉があり、その中や周辺には、微細な血管や神経がたくさん走っています。そして、ものを見るとき、食べるとき、話すとき、考えるとき、頭の筋肉は常に働いています。特に、パソコンやスマホを見たり、膨大な情報を処理したりしている現代人は、かなり頭の筋肉を酷使しています。しかし、どんな筋肉も、使いすぎれば疲労し、かたくなり、血流が悪くなって、こりが生じます。また、ストレスを感じると、筋肉は緊張し、血管は収縮します。ストレスがかかり続ければ、筋肉はやはり疲労してかたくなり、血行も悪くなって、こりが生じます。ストレスを感じたとき、それを処理するのは脳であり、頭の筋肉はどこよりもストレスの影響を受けやすく、こりやすいといえます。ところが、首や肩に比べて、頭のこりが自覚されることはあまりありません。脳には、体の状態をコントロールするという働きもありますが、放置されたこりが頭の血管や神経などを圧迫すると、体の情報をキャッチしたり、体に指令を出したりすることが、スムーズにできなくなります。そのため、さまざまなトラブルが起こり、新たなストレスが生まれてしまうのです。