骨も鍛えれば強くなる

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。私たちの身体はとても合理的にできています。少しでも使うところは強く丈夫になる一方、あまり使わないところは次第に衰え、弱く脆くなっていきます。典型的なのが筋肉です。身体を動かせば動かすほど、あるいは重いものを持てば持つほど、筋肉は鍛えられ、強靭になります。しかし、身体をほとんど動かさず、重いものを持つ機会も滅多にないような生活を送っていると、筋肉はやせ細り、委縮してしまいます。このような筋量、筋力の減少をサルコペニアといい、加齢のほか、日常活動量、栄養状態、炎症性疾患、糖尿病などが関連するといわれています。骨も筋肉と同じです。運動で骨に負荷をかければかけるほど鍛えられ、丈夫で強い骨になります。逆に、骨に負荷のかからない生活を送っていると、弱くて脆い骨に変質してしまいます。たとえ食事に気をつけて骨に必要な栄養素をしっかり摂っていても、運動不足では丈夫な骨をつくることはできません。骨粗しょう症の治療や予防のためには、日頃から運動をして骨に負荷をかけ、太くて丈夫な強い骨につくり替えていくことが大切なのです。「でも、筋トレで筋肉は鍛えられるけど、骨って鍛えられるものなの?」このような疑問の声が聞こえてきそうですね。どんなに歳を重ねていても、筋トレに励めばそれなりに筋力アップがはかれるというのは、みなさんご存知だと思います。骨も同じです。10代、20代の骨の成長期はもちろん、60代、80代になっても、骨トレに励むことで、骨は鍛えられ、丈夫で強くなるのです。