抗生物質の多用に注意

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。抗生物質は、

簡単に言えば体の中のばい菌を殺す薬です。これが投与されると、腸内細菌も死んでしまい、腸内細菌の減少や腸内環境の悪化がもたらされることになります。とりわけ、子供の頃に病弱でしょっちゅう抗生物質を飲まされていた人、中耳炎などで長期にわたって抗生物質を飲み続けていたことがある人は、かなり腸が弱ってしまっている可能性があります。もちろん、治療のために抗生物質を使わざるを得ない疾患もありますが、腸のためを考えるなら、できるだけ抗生物質に頼らないほうがいいのです。それと、痛み止めも要注意です。アスピリンやイブプロフェン、インドメタシンなどの痛み止めは、腸粘膜を弱らせて「腸もれ」を起こす一因となります。頭痛、生理痛、歯痛などで普段から痛み止めのお世話になっている人は、なるべく多用を控えるほうがいいでしょう。さらに、経口避妊薬(ピル)、ステロイド剤、制酸薬なども常用していると腸の粘膜を弱らせてしまうと指摘されています。昔から日本人は薬好きとして知られています。しかし、ちょっとした不調や痛みなどですぐに薬に頼るような生活を送っていると、かえって腸を弱らせる結果を招いてしまうのです。これからは、この点をよく理解したうえで、薬とつき合っていくべきでしょう。