42度のお湯にたった10分

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。疲れがたまっているときには、42度くらいの少し熱めのお風呂に10分間つかる入浴方法がおススメです。免疫力を強化するタンパク質「ヒートショックプロテイン(HSP)」が増量されます。HSPには傷んだ細胞を修復する働きがあり、細胞にストレスがかかると、そのストレスから体を守るために増産されます。その性質を利用して、お風呂の温熱で細胞に適度なストレスを加えHSPを増やすのです。HSPはフリーラジカルを抑えて皮膚を紫外線から守ったり、コラーゲンを保護したり、美肌づくりにも大貢献しています。HSPを増やす化粧品や薬も開発されていて、世界各国で研究されています。残念ながら、HSPもまた年齢とともに減っていくので、42度入浴を習慣にして、日頃からHSPを増やしておきましょう。ストレスに強くなり、細胞が傷ついた場合もすみやかに回復に導き、病気の予防につながります。ただし、42度以上で長湯すると、深部体温が2度以上あがって、血栓ができやすくなるなど、デメリットが出てくることもあります。42度の10分入浴で十分効果が得られますから、下手に欲張らないことです。42度でも交感神経が刺激されて眠れなくなることもあるので、夜に行うなら寝る2時間前までに、週1回くらいのペースで実践するといいでしょう。HSPの効果は1週間ほど継続するので、このペースでも十分に効果があります。