カラフルな食材を選ぶ

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。老化の原因となるフリーラジカルは、血液をドロドロにして毛細血管をサビさせます。毎日の食事に抗酸化食品を取り入れて、毛細血管の掃除をしてもらいましょう。老化の引き金となる「酸化」に対抗するためのマストフードは、抗酸化食材です。トマトやスイカを赤くしているリコピン、ニンジンをオレンジにしているβ-カロテンなど抗酸化成分はカラフルな色をしているものが多く、食材を選ぶ際の目印になります。この色鮮やかな色の由来は「ファイトケミカル」です。植物が紫外線や害虫から身を守るためにつくり出す化学物質です。鮭のサーモンピンクも、海藻に含まれる「アスタキサンチン」という強力な抗酸化成分の色で、食物連鎖によって鮭に蓄積されたものです。「レスベラトロール」は強力な抗酸化作用があるうえに、長寿遺伝子をオンにすると考えられています。赤ワインなどに含まれますが、長寿遺伝子を活性化するには大量にとらなくてはならず、サプリメントが注目されています。ただ研究途上の段階ですし、そもそも「コレさえ摂ればOK」というサプリメントはありません。サプリメントで摂るのは、不摂生が続いたときの奥の手くらいに考えるのがいいでしょう。食べものにはサプリメントで補えないさまざまな有効成分が含まれています。とくに、ファイトケミカルをサプリメントで効率よく摂るのは至難の業です。果物や野菜から摂ったほうが、バランスよく摂れます。抗酸化成分にはさまざまな種類があり、複数を摂取することで効果が増強されるので、1度の食事にできるだけ数品目の抗酸化食材を取り入れていきましょう。