毛細血管の減少と免疫力低下

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。毛細血管の血流が悪くなると、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなります。ちなみに免疫を担う細胞は血液中にある白血球です。白血球は毛細血管を流れる血液に乗って全身をパトロールし、体内に細菌やウィルスなどの異物が侵入してきたら、血管内外でバトルを繰り広げるのです。毛細血管を形成している内皮細胞も、異物が入ってきたとき、それに対応するための物質を出して、白血球と連携して異物を除去するために闘います。さらに、毛細血管中を流れるリンパ球は、外界からの異物のみならず、ガン細胞もパトロールしています。毛細血管がしっかり張り巡らされ、機能することで、万が一、全身のどこかでガン細胞が発生しても、それを早期に発見し撃退することができます。ですから、毛細血管の数が減ったり、機能が衰えると、異物が侵入してもその戦場となる舞台に免疫細胞が行き渡らなくなってしまいます。結果、ウィルスや細菌、ガン細胞までも抑えられず、病気を呼び込むことになるわけです。また、リンパは老廃物を体から排出し、病原菌から体を守ってくれる免疫の要ですが、毛細血管にダメージがあると、リンパの流れも連動して悪くなり、働きが落ちて免疫力低下につながります。風邪を引きやすい人は、何らかの原因で毛細血管の働きが鈍くなり、免疫力が落ちている可能性があるので要注意です。