活性酸素は悪者なのか?

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。適度な運動を習慣的に行っていると、どうして活性酸素の発生量が低く抑えられるのでしょうか。これは、適度な運動を行っていると「抗活性酸素能力」が高まるのが理由です。適度な運動をしていると、生体内の抗酸化酵素であるSOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)がよく分泌されるようになります。つまり、この抗酸化酵素が分泌されると、発生した活性酸素を次々に消去していってしまうのです。たとえ活性酸素が出てきたとしても、出てくるそばから消してしまえば何の問題もありません。こうした活性酸素に対する消去能力が高まっているから、運動しても老化せずにいられるわけです。そして、活性酸素も少量に抑えられている分には、そんなに悪者ではないんです。あまり知られていないのですが、活性酸素にはケガでできた傷を自然治癒させる働きや、体内に入ってきた細菌をやっつけてくれる働きもあります。あくまで大量に発生させてしまうとまずいということであって、少量で抑えられているときにはプラスの役割も果たしているわけです。ですから、適度な運動によって少量に抑え込んだ状態をキープしていれば、むしろそのほうが健康長寿につながりやすいとさえ言えるのです。