よい睡眠は記憶力をアップする

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡駅 風の整体院 岩田です。睡眠は浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠があり、ノンレム睡眠からはじまってノンレム睡眠とレム睡眠が90分周期で交互に現れます。睡眠時には、学習(勉強)して得られる新しい情報、あるいは視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感を通したあらゆる情報の脳への入力が軽減、あるいは遮断された状態となっています。睡眠前に入力された情報は記憶としていったん海馬に保管されますが、レム睡眠は海馬に保管された記憶を書き換えられにくい大脳新皮質に移動させる、つまり睡眠前入力された情報を記憶として定着・固定する効果があります。「よい睡眠」とは、一晩に4~5回のレム睡眠を目安とし、レム睡眠の周期で目覚める睡眠です。このことを考慮すると、睡眠時間は6時間から7時間30分が理想といえます。このように、規則正しい「よい睡眠」をとることで記憶をアップさせることが可能となります。また、昼寝をすることでも記憶力がアップするといわれています。それは、昼寝によって脳がリフレッシュし、情報収集がリセットされて、集中力が回復するからかもしれません。夜の睡眠も昼寝もノンレム睡眠からはじまります。ノンレム睡眠は眠りの深さによって深度1から深度4までの4段階に分類されています。効果的な昼寝の時間はノンレム睡眠深度4に至らない30分以内が効果的といわれています。これ以上長い時間の昼寝になると、覚醒後に「脳をすぐに再始動できない」という状況になりかねません。