カレーを食べると認知症の予防になる?

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。あるデータによると、インド人は認知症(アルツハイマー型)の発症率が少ないそうです。一説によると、インド人のアルツハイマー型認知症の発症率は、アメリカ人の4分の1程度だそうです。アメリカ・アルツハイマー病協会によると、アメリカ人の患者数は530万人(2010年)とのことですから、インド人のアルツハイマー型認知症患者は130万人ほどになります。インドの総人口が約12億5000万人ですから、比率的にもかなりの少なさです。ちなみに日本における同型の患者数は約277万人(2010年)です。では、どうしてインド人は認知症になる人が少ないのでしょうか。その理由は、カレーに含まれるスパイ成分であるクルクミンにあるのではないかと考えられています。クルクミンは抗酸化作用や抗炎症作用があり、脳神経細胞を保護する働きがあります。しかし、抗酸化作用なら、緑茶、赤ワイン、ココアやチョコレートのカカオマスなどのポリフェノール、ビタミンE、ビタミンCなどにもあります。一概にクルクミンだけが認知症を予防するとはいえないと考えられます。とするなら、インド人の認知症の発症率が少ないのは、ほかにどんな理由が考えられるのでしょう。インドでは乳児死亡率が高いこともあって、平均寿命が65歳と低いことも影響しているのかもしれません。要するに認知症を発症させる前に亡くなってしまうのです。