「憂鬱な50代」はホルモンバランスが原因

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。体の老化は40歳前後から始まります。男女ともに心にも変調が起こるようになります。その原因は、加齢にともなって男性ホルモン(テストステロン)、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減り、その影響が心身に反映されるからです。男性ホルモンは、筋肉をつくることに大きな関わりがあります。男性ホルモンの分泌が低下すると、運動をしても疲れるだけで、筋肉がつくられにくくなります。男性ホルモンの分泌が減ると、行動意欲が減退します。外出を好まなくなったり、人づき合いを避けたりするようになります。ほかにも、ささいなことが気になったり、落ち込みがちになったり、最近のことを記憶にとどめておく力が低下したりなどの症状が現れます。女性にも男性の1割前後の量の男性ホルモンの分泌があり、そこから女性ホルモンがつくられます。閉経後の女性の体は、脂肪細胞からつくられる男性ホルモン(テストステロン)を原料として、最低限の女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されていることが望ましいのですが、肝心の男性ホルモンの分泌が減ってしまうため、さまざまな心身の不快症状が現れるのです。