ガムを噛むだけでセロトニンは出る

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。「ハッピーホルモン」であるセロトニンを出すには、午前中の日光を浴びることの他に、もうひとつ有効な方法があります。それは「リズム運動」をすることです。「北向きの部屋に住んでいて朝日が入らない」「地下鉄ばかりで通勤中はほとんど外に出ない」といった人や、夜勤の人におススメです。また、朝日を浴びた上で、このリズム運動を取り入れることも効果的です。リズム運動とは、一定のリズムで15分から20分、ある動作を繰り返すことです。朝日を浴びるチャンスがなくても、それだけでセロトニンは分泌されます。たとえば「歩く」「ラジオ体操をする」「スクワットをする」などが効果的です。どこでもできていちばん楽なのは、ガムを噛むことです。「えっ!そんなことでいいの?」とびっくりするかもしれませんが、咀嚼も立派なリズム運動です。ガムでもセロトニンは出ます。もちろん、スポーツにもうつ病の薬と同じくらいの抑うつ効果があるといわれています。ガムを噛むこともスポーツも、どちらもセロトニンの血中濃度を高めます。ただし、時間が大切で、スタートして10分でセロトニンが出てきて、20~30分で分泌量がピークになります。それ以上やるとピークが低下するので、30分以内でできるものがおススメです。東京の江戸川区では、中高年からシニアを対象にダンスを中心としたリズム運動をみんなで楽しむ地域プロジェクトを始めたところ、なんと体内年齢が平均で10~15歳も若返ったそうです。1回30分ほどの犬の散歩も立派なリズム運動です。無理をせず、続く習慣を持つことが大切です。