食後30分以内はコーヒーを控える

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。鉄分に関してもうひとつ気をつけてほしいことがあります。それは、食後30分以内にタンニンを含むものをとらないことです。せっかく食事で鉄分をとっても、タンニンがあると鉄分が吸収されなくなってしまいます。タンニンとは緑茶に含まれる渋味の成分として有名ですが、コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、ダイエット茶などに含まれています。タンニンを食後30分以内に体内に入れてしまうと、鉄分を体に吸収しようとする働きを邪魔してしまうのです。「そんなの、大体の飲み物に含まれている!」と思うかもしれません。しかし、安心してください。タンニンの影響を受けるのは植物性の鉄分です。肉や魚からとった動物性のヘム鉄は影響を受けません。その意味でも、やはり鉄分は肉や魚からとるようにしたいものです。そうはいっても、せっかく食べた植物性の鉄分も、きちんと吸収したいものです。食後はほうじ茶や麦茶にしましょう。これならタンニンが含まれていないので、食事中でも食後でも好きなときに好きなだけ飲めます。家で緑茶を毎日大量に飲んでいるお年寄りの場合、貧血で倒れることもあります。タンニンを含む大量の緑茶のせいで、鉄分がほとんど体に吸収されないのです。また、鉄剤を毎日適量以上に飲んだりして、過剰摂取することも問題です。こうすると、体の中でサビついたり、肝臓に蓄積されて病気になってしまうケースもあります。