緊張したら必ず緩める

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。江戸時代に書かれた貝原益軒の「養生訓」には、ストレスの対処法として「心の楽しみを知ること」が肝心だと記されています。心の楽しみとは、言葉を換えれば「趣味の世界」です。趣味には、緊張をとく絶大な効果があります。これぞ多接の効用だといえます。仕事を離れたひととき、楽しい仲間との会話が、張り詰めていた体をスッと緩めてくれるなどもこの効用の一つです。心と体はつながっているので、心が満たされると体にも活気が出ます。多接の実践で脳も若返り、将来的には認知症の予防にもなります。今、とりたてて趣味がないという方も、心の向くままに好きなことをしたり、一緒にいて楽しめる人と接してみましょう。日常から少しスイッチを切り替え、ラクな気分で過ごすことが大事です。芸術に興味のある人は、絵画、彫刻、音楽、演劇などに触れてみましょう。あるいは、旅、森林浴、温泉、カラオケ…と私たちの周りには楽しめる材料がいくらでもあります。そこからまた新しい人間関係が広がり、会話が生まれ、新たな楽しみがもたらされます。「緊張したら必ず緩める」という習慣が身につくと、ストレスに対する免疫力も格段に上がっていくのです。