歩けば病気も逃げていく

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。私たちにとって最も身近な運動といえば、日々の「歩行」です。歩くことは人間の基本動作ですが、このあたりまえにやっている動きが、全身の筋肉や神経をくまなく刺激します。「2本の脚は2人の医者」とは西洋のことわざですが、2本の脚をよく使っていると、全身の血行と共に頭の働きもよくなり、2人のお医者さんがいるぐらい健康でいられるということです。デスクワークか営業か、徒歩で通勤するか車やタクシーをよく使うかなど、個々のライフスタイルや職種によって歩数には個人差があり、それが長期的には病気のなりやすさや寿命にも影響します。下半身には全身の筋肉の約6割が集まっているので、2本の脚をよく使って鍛えている人とそうでない人とでは、かなりの健康格差が生まれるといっていいでしょう。運動が苦手だったり、時間にゆとりがない人でも、日常生活の中で今より少し、歩く量を増やすことなら、さほど難しくはないはずです。その際、少し速足で歩くのがコツですが、ただゆっくり散歩するだけでも、家でじっとしているときの約3倍ものエネルギーを使います。また、掃除など家事で体を動かすことも、運動と同様の効果があります。よく、「体脂肪を燃やしたければ、20分以上の連続した運動を」といいますが、それはあくまで燃焼効率の問題です。20分以上できないからと運動自体をやめてしまっては、本末転倒です。さらに、運動のために1日トータルで60分の時間を投資すれば、体が活性化し、ますます病気を遠ざけることができます。