食べないダイエットの落とし穴

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。メタボの原因となる「内臓脂肪」は、たまりやすい反面、「落としやすい」性質があります。よく内臓脂肪は「普通預金」、皮下脂肪は「定期預金」とたとえられるように、内臓脂肪のほうが出し入れはしやすいのです。ただし、体脂肪を短期決戦で落とそうとしても、うまくいきません。体重は短期的には水分、長期的には脂肪によって変動します。だから、過激なダイエットで一気に体重を落としても、それは一時的に水分量が減っただけに過ぎません。体脂肪まで確実に減らすには「摂取カロリー<消費カロリー」の生活をコツコツ継続することが原則です。それこそ、1食分を500キロカロリーに抑えたり、毎日1万歩近く歩くという積み重ねしか信頼できる方法はないのです。お金の貯金と違って、体脂肪は一度にはおろせないと考えてください。減量は1ヶ月1㎏程度が適当とされ、短期決戦の無理なダイエットは体に負担をかけます。急激に体重を減らすと、筋肉量も基礎代謝量も落ちてしまいます。さらに、リバウンドをすれば、増えた体重のほとんどは脂肪なので、もとの体重に戻った場合には筋肉が減って脂肪が増えた「やせにくい体質」になっているのです。これこそ食べないダイエットの落とし穴です。摂取カロリーは抑えてもきちんと食べ、運動もして、筋肉を減らさずに少しずつ脂肪を燃やしていくことが、体にとって一番効果のあるダイエット法なのです。1ヶ月1㎏でも、1年続ければ12㎏です。体重と一緒に健康まで失うダイエットよりも、魅力的だと思いませんか?