飛行機に乗った時に、耳が「キーン」とするのはなぜ?

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。高層ビルのエレベーターに乗ったり、飛行機に乗ったりすると、耳が「キーン」とすることがあります。耳は外側から外耳・中耳・内耳に分かれており、外耳と中耳の間に鼓膜があります。耳が「キーン」とするのは、この鼓膜と気圧が関係しています。急激に高度が上昇すると、耳の圧力(内圧)は気圧(外圧)よりも高くなり、鼓膜の中(鼓室)の空気が膨張して鼓膜が外側に引っ張られます。あくびをしたり、つばを飲み込むと「キーン」が治るのは、耳管を通って外の空気が中耳に入り、鼓膜の外と中の圧力が釣り合うからです。また、下降時は逆に内圧よりも外圧が高くなり、鼓膜は内側に引っ張られます。内圧が低いときは耳管が開きにくいため、下降時の方が痛みをともないやすいといいます。