雨の日の頭のいい過ごし方

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。朝起きて雨が降っていると、ほとんどの人はゆううつな気持ちになるのではないでしょうか。子供のころは、新しい傘が使えてうれしいという子がいたものですが、大人になるとやはりあまりうれしいものではありません。特に休日だと、「洗濯してスッキリしようと思っていたのに」「久しぶりに出かけたかったのに」と、なんだか損をしたような気分になり、テンションが落ちます。実は、雨の日にテンションが落ちやすくなるのは、気分の問題ばかりではありません。気圧の変化が自律神経を乱すのです。低気圧が近づくと、空気中の酸素が少なくなり、副交感神経が上昇し、体のエネルギー消費が抑えられ、だるくなったり、なんとなくやる気が出なくなるのです。「雨の日は眠くなる」という人がいますが、これも副交感神経の上昇によるものです。また、雨の日に交通事故が多いのは、道路の状態や視界が悪いだけでなく、自律神経の不調が結びついているためです。「晴耕雨読」という諺がありますが、雨の休日は部屋の片付けをしたり、リラックスして過ごせるヘアサロンなどに出かけるといいでしょう。副交感神経が上がるので、テレビを観ながらダラダラと過ごせば、よりバランスが乱れてしまい、休み明けからの仕事にさわります。しかし、集中力が必要な自動車の運転や、激しいスポーツなどは、注意力が散漫になりがちなため、トラブルやケガをする原因になりかねません。雨の日は、体調や身の回りのメンテナンスに当てたり、明日に備える一日としてみましょう。調子が悪くなることを防ぐばかりではなく、かえって良い状態になると思います。