脚を鍛えると脳卒中が減る

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。筋肉運動には、基礎代謝が高まることによって、内臓脂肪を燃やし、血糖値や中性脂肪値、血圧を下げる効果があります。さらに、動脈硬化を予防する善玉コレステロールのHDLコレステロールをを高める働きもあります。米国のバッフェンバーガー博士が、年齢別の身体活動量と死亡率の関係について、12~16年に渡ってハーバード大学の卒業生を対象に調査しました。体を動かすことによって1週間に2000kcal以上消費している人は、そうでない人に比べて死亡率が低く、心筋梗塞や狭心症などの心臓発作を起こす危険性も低いことがわかりました。1週間に2000kcalを消費するためには、1日に約300kcalを消費する必要があります。このエネルギー消費量をクリアするためには、1日に1万歩以上歩けばいいということです。1977年に米国の研究者が、ハーバード大学の卒業生を対象に行なった調査で、運動習慣のある人は運動習慣のない人に比べて脳卒中で倒れる割合が少ないと報告しています。運動といってもボウリングや家事ではあまり効果が得られず、ウォ―キング、ダンス、サイクリング、庭仕事といった下半身を鍛える運動が効果的であったことがわかりました。また、運動時間の合計が多いほど脳卒中を発症する危険度が低いという結果になっています。