野菜ジュースがエネルギーの無駄遣いの原因に

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。市販の野菜ジュースは、手軽にビタミン類やミネラル類が補給できて便利です。しかし、市販の野菜ジュースを愛飲している方に、知っておいていただきたい意外な落とし穴ががあります。まず、残念ながら野菜が持つ本来の栄養素を期待するほど吸収することはできません。そればかりか、飲み過ぎるとかえって疲労を招く一因になることがあるのです。疲労回復にかかわっている栄養素は、ビタミンB群の中の、ビタミンB1、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、αーリポ酸です。特にビタミンB1が不足すると、慢性疲労、気力の減退、記憶力の低下、情緒不安定などが起こります。市販の野菜ジュースの中には、味を良くするためにフルーツが加えられているものも少なくありません。甘味が加わったジュースはおいしくて飲みやすいこともあり、ゴクゴクと飲み干してしまいます。しかしこれでは、甘味の成分でもある糖類の摂り過ぎになります。糖類を摂り過ぎると、それにを分解するのに必要なビタミンB群の不足を招きます。つまり、市販の野菜ジュースを飲み過ぎると疲労回復に必要な栄養素が、糖類分解のためにたくさん使われてしまうことになるのです。さらに、栄養素の不足により糖類がエネルギーに変わらなければ、余った糖類は脂肪になりやすく、これが過剰になれば生活習慣病を引き起こします。ですから、ビタミン類やミネラル類はできるだけ野菜からとり、市販の野菜ジュースは、補助的な位置づけで飲むといいでしょう。