いつもアメをなめているとエネルギーが作られにくい体に

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。口さみしいとき、風邪をひいてのどが痛いとき、のどがイガイガしたときなどにアメを利用する方は多いでしょう。確かに、ちょっとお腹がすきはじめたときなど、アメをなめると気持ちが落ち着きますね。そのため、アメをなめ続けるのがクセになってしまうことがあるようです。しかし、それは疲れやすい体を作る危ないクセです。アメを1日中なめていると、エネルギーが作られにくい体になってしまう可能性があるのです。一般に、甘いアメには糖類が含まれていますから、食べ続けると糖類の摂り過ぎにつながります。体の中で余分な糖類が多くなると、糖類がタンパク質と結びついてAGEs(糖化最終生成物)という物質を作り、体のあらゆる組織の機能低下が進みます。たとえば、血液中のブドウ糖が赤血球に染み込んでできたAGEsが増えると血管の壁がもろくなります。AGEsにより体の組織の機能低下が進めば、免疫力が低下したり、内蔵の働きが悪くなったりするため、体のダルさ、疲れなどの症状が現れやすくなります。さらに、体内にAGEs溜まっていくと、糖尿病などの生活習慣病を引き起こしやすくなります。また、アメに含まれる糖類を代謝するには、疲労回復に欠かせないビタミンB1が必要です。糖類の代謝にこのビタミンB1が使われてしまうと、疲労回復に使われる分が足りなくなる可能性が出てきます。