食べ過ぎは全身疲労のもと

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。「食べ疲れ」という言葉があるように、食べ過ぎてしまったあと、体が妙に疲れた経験をお持ちの方は多いでしょう。これは、感覚的なものと片付けてしまいがちですが、実は食べ過ぎは本当に疲れの原因を作ってしまう悪い習慣なのです。特に、満腹になるまで食べないと満足できない人、ストレス発散のためによくドカ食いをする人、食べ放題が大好きな人は疲れやすい体を作っている可能性があるので要注意です。食べ過ぎると疲れる理由は、やはり、主に胃腸にあります。たくさん食べたり飲んだりすると、胃腸の消化活動は休む暇がありません。なおかつ、一時的に体重が重くなって動くのが億劫になり、なんともだるい疲労感が現れてきます。こうした状態を日常的に繰り返していると、やがて消化管が疲れ、消化不良が起きやすくなります。そうなると、老廃物の代謝も滞ってきます。体に溜まった有害物質が血液の流れに乗って体中をまわってしまい、全身に疲労感をもたらすことになりかねません。また、食べ過ぎて胃が拡張すると、横隔膜が押し上げられることで肺が圧迫され、人によっては呼吸機能が低下したり、肩こりを感じたりすることもあります。