「疲労回復物質」の働きを高める食材

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。同じような作業をして同じように疲れても、非常に回復が早い人もいれば、遅い人もいます。この違いは、いったいどこからくるのでしょう。筋肉の細胞や脳の神経細胞がたくさんの酸素を消費するとき、活性酸素が大量に発生します。それが細胞を破壊し、疲労因子(ファティーグ・ファクターFF)を発生させます。そして、FFが増加すると細胞の機能が低下して、疲労につながります。しかし、体の仕組みはうまくできていて、FFが増えていくと、同時に疲労回復因子(ファティーグ・リカバリー・ファクターFR)が出てきて、FFの働きを抑えるようになります。このFRの働きが高いほど、疲労回復が早くなり、FRの働きが低いほど疲労回復が遅くなるのです。FRの働きには個人差もありますが、若い人ほどよく働くこともわかっています。ここで、「私は若くないから無理」と諦めてはいけません。最近の研究で、ある成分を含んだ食品を食べることでFFを減らし、FRの働きを高められることがわかったのです。その成分とは、イミダペプチドです。イミダペプチドは私たちの非常に身近な食品である、鶏のムネ肉に含まれているのです。