目やにの正体

こんにちは、風の整体院 岩田です。朝起きたとき、目のふちなどに白いねばねばしたものがついていることがあります。悲しくなったときなどに涙がでてきます。しかし、そんなときだけでなく涙は常に出ていて目を保護しています。その涙は3つの層からなっています。1番外側を油の薄い層(油層)が覆い、涙が蒸発して乾くのを防いでいます。中間の層は液層と呼ばれており、これがふつうの涙です。1番内側の層(角膜と接している層)は、ムチンというタンパク質を含んだ粘着性のある液体層です。涙が出てきても、それがすぐに流れ去ってしまっては、目の保護にとって意味がありません。そこで内側の層では、粘液によって、涙を目の表面(角膜)にくっつけ、とどまらせているわけなのです。朝起きたときなどの目やにの主なるものは、涙の内側の層のムチンが洗い流されないで残ったものなのです。