梅酒づくりに、なぜ氷砂糖を使うのか?

こんにちは、風の整体院 岩田です。梅酒をつくるには砂糖が必要です。その砂糖は粉砂糖でなく、氷砂糖が使われます。瓶に青梅を入れ氷砂糖と焼酎を加え、2ヶ月ほど貯蔵すると梅酒ができあがります。では、どうして氷砂糖を使うのでしょうか?青梅に氷砂糖と焼酎を加えると、まず、焼酎のアルコールが梅の果肉のなかに入っていき、果肉は香りやコクのあるエキスをつくり出します。そのあいだに氷砂糖が溶けてきます。そうなると、果物の外側のほうの浸透圧が高くなってくるので、梅のエキスが外側の焼酎のなかに引き出され、おいしい梅酒ができるのです。氷砂糖を使うのは、それがゆっくり溶けるからです。粉砂糖だと、アルコールが果肉に浸透する前に溶けきってしまうので、果肉のエキスを十分に引き出せず、風味のない梅酒になってしまうのです。