慢性疲労はウィルスが原因?

こんにちは、風の整体院 岩田です。通常の疲労であれば、寝て十分に休息をとれば回復するものです。ですが十分に寝ているにもかかわらず、一向に疲れがとれず、原因不明の疲労感に長い間悩まされることがあります。こういう場合は、疲れがとれないのは毎日のハードワークが原因なのではなく、もともと体に潜伏していたウィルスが目を覚ましてしまったからだと考えられるのです。私たちの体内には、ヘルペスなどのウィルスや細菌が潜伏しているのですが、過剰なストレスを受けて免疫力が低下すると、それらのウィルスや細菌が再活性化してしまいます。そして、これらをやっつけるために「TGF-β」という免疫物質がつくられるようになるのです。この「TGF-β」こそが疲労感を生み出すもと。すなわち、慢性疲労の人では、疲労物質(「TGF-β」)が常につくられ続けているような状態になるわけです。また、過剰に生産された「TGF-β」は、脳内のさまざまな神経伝達物質の働きを低下させることが分かっています。セロトニンもそのひとつであり、このため慢性疲労に陥ると、意欲ややる気が低下したり、うつ病に似た症状が現れたりすることもあります。