病気の治療には笑いが一番?

近年、医学の分野でも笑いの効用に着目した研究が進み、様々な病気の予防や効果に役立つことが科学的にも証明されています。たとえば、糖尿病患者を対象に行われた実験では、食後にお笑い番組を見ると血糖値が大幅に下がるという結果が出ました。同様に落語を聴いたリウマチ患者からは、症状を悪化させるホルモンの劇的な低下、痛みの軽減などの成果を得ています。笑いは、目や耳から入ってきた様々な刺激情報が脳に伝わり発生していますが、この刺激は自律神経にも影響を及ぼしています。笑うことで交感神経と副交感神経のバランスが安定し、ストレスホルモンの分泌量が減少することで、高血圧や心筋梗塞などの生活習慣病の防止にもつながるのです。