呼吸

人間の身体は1分間に5ℓ以上の空気を必要とします。これは、1日に約2万回の呼吸をしなければいけない計算です。呼吸の速さは、血流中の酸素・二酸化炭素の濃度などの情報をもとに脳幹の呼吸中枢が調整しています。呼吸をするとき、肺が直接膨らんだり縮んだりしていると思うかもしれませんが、違います。肺自身に筋肉は無く呼吸運動をする能力もないのです。肺の下の横隔膜と肋骨の間の肋間筋の力を借りて拡張・収縮を繰り返して呼吸をしているのです。